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【ゴールデンタイムラバー/スキマスイッチ】コード進行と分析

アニメ『鋼の錬金術師FULLMETAL ALCHEMIST』のオープニングとして起用された一曲。
今回は、スキマスイッチの「ゴールデンタイムラバー」を分析していきしょう。

スキマスイッチの二人曰く、自曲の中で最も歌詞が長い曲だそうです。
麻雀をテーマに作られた曲で、歌詞の中にはギャンブルに関する単語や言い回しが多用されています。
ここからの内容は、er-music編集部の独自の見解になります。 読者様との解釈に相違がある場合も、考え方の一例、また娯楽の一環としてご覧ください。 また、ダイアトニックコードの理解があるとより楽しめるかと思います。 >>ダイアトニックコードについて

全体を通して

楽曲情報

キー:Fm

BPM:125

発売:2009年10月14日

イントロからこもったようなドラムの音が特徴的ですね。そして、1番Aメロ繰り返し部分のドラムフィルをきっかけに原音へと戻ります。こういったアプローチの仕方が曲の雰囲気を盛り上げてくれていますね。

誰が聞いたってかっこいいイントロ、Aメロから食いついてしまう歌詞とにかく内容盛りだくさんの曲だと思いました。

ギタリストからのコメント

ギターが3本。
クランチ気味のバッキングのエレキ。ワウをかけたリードエレキ。バッキングのアコギ。
エレキギターだけだと少し激しすぎるのかもしれませんね。ここにアコースティックギターの爽快感が混じることでクールさを増しています。
世界観の表現に欠かせない一本です。
ドラマーからのコメント

細かいゴーストノートや、キレのあるビートが特徴的でした。難しいテクニックを使う中で、曲中の場面が変わるたびに、ドラムのサウンドアプローチも変化していました

非常にテクニカルな技術と、キレのあるビート、ノリを保つ技術が必要で少し難しい曲だと思いました。

 

Aメロの表現

どこか冷静でなく、焦りが感じられる表現でした

歌詞的にも演奏的にも、そういった表現をしている気がしましたね。
ギャンブル好きの方は必ず体験していることでしょう。

負けが続き、これ以上勝負しても勝てる気がしないけど、やるしかない
勝負するしかない!っていうギャンブラーにありがちな冷静な判断ができていない状況が浮かんできますね(笑)

サビの表現~ダークな中の希望感

ドラム

ドラムのアプローチは、Aメロのどこか落ち着きがないようなビートとは一変
Bメロからサビ、サビ中にかけて希望感のあるアプローチに変化しています

また、サビ中はシンコペーションが使用されたキメが多く、サビ終わりから間奏にかけてのフィルは圧巻ですね
前へ前へ前進しているようなアプローチをしたサウンドに聞こえます。

サビのコード進行の工夫

このサビは通常8小節の進行を主体として2回ししています。

注目すべき所は、1回目と2回目の序盤4小節(サビ1~4小節目、9~12小節目
一緒でもいいが、微妙に違うコードになっており細かい変化で工夫されてますね。

この部分の解釈
歌詞の希望感に沿って暗くなりすぎないようこうしたコード進行をつかっているのかもしれません。
1回目の4小節と同じまま2回目をこなしても違和感ありませんしこれでもかっこいいのですが、原曲の方がよりストーリ性が生まれているように感じることができます。
こうした細やかな工夫のおかげで5分41秒間を高い熱量で聴き続けることができるのですね。

間奏部分のコード進行について

間奏はFmから始まり、短三度の間隔で転調を続けます。
トニックであるFmの短3度上は並行長のG#メジャーとなりますが、ここではG#mに進みます。
同じように、
G#から見た短3度上のBm。
Bmから見た短3度上のDmへと転調を繰り返します。

この部分の解釈
すべてのコードが6thの音を重ねることができるドリアン的コードであること、またマイナーの転調を繰り返すことで不穏な響きが一層増します。
それでいて、短3度上のマイナーキーへと規則的に転調していくことで秩序が生まれ、ダークな世界観を感じることができます。(コードの他にもいろいろな楽器が規則性を持った動きをしています。是非確認してみてください!!)

その後、雲が晴れのけたかのように希望的なコード進行、歌詞のCメロへと進んで行きます。
差し込んだ希望の光や、主人公の決意のようなものを感じます。

最後にまとめ

楽器全体的に、様々な工夫(アプローチの仕方、細かい変化など)がされており
飽きる事なく何度でも聞けてしまう曲でしたね。
4~5分、長ければ6分なんて曲もありますが、最後まで聴者が楽しみ、ドキドキし続けられる曲作りはこうした細やかな工夫が必要なのでしょう。

作曲者、演奏者の意図を知ることでさらに味わい深い音楽の世界を感じることができます。
今回の記事を読んでから、この曲をもう一度聞いてみましょう。
きっと、聞こえ方が変わってきます!

長くなりましたが今回はここまで読んでいただきありがとうございました。

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