Harpicordo / acousticsamplesの最新セール情報・使い方

acousticsamplesの「harpicordo」は、17世紀のフレミッシュ・ハープシコードを meticulously（細心の注意を払って）サンプリングした、非常にリアルなソフトウェア音源です。歴史的な楽器の持つ繊細なニュアンスと豊かな響きを、現代の制作環境で手軽に再現することができます。古楽の再現から現代音楽のアクセントまで、幅広い用途で活躍するプラグインです。

harpicordo の主な特徴

harpicordoの主要なポイントをまとめました。

• 17世紀のフレミッシュ・ハープシコードのレプリカを詳細にサンプリング
• 複数のレジスター（8フィート、4フィート、リュートストップ）を自由に組み合わせ可能
• 2つのマイクポジションとコンタクトピックアップによる柔軟なサウンドメイク
• リアルなリリースサンプル、キーノイズ、レゾナンスを再現
• 歴史的な音律を含む高度なマイクロチューニング機能を搭載

忠実なサウンドとアーティキュレーション

歴史的楽器の魂を宿した、生々しいサウンド

harpicordoの心臓部は、歴史的な銘器である17世紀フレミッシュ・ハープシコードのレプリカからサンプリングされた、高品位なサウンドライブラリです。単なる音の録音に留まらず、鍵盤を離した際の弦の減衰音（リリースサンプル）や、演奏時に発生するメカニカルなノイズまで忠実に収録。これにより、まるで本物の楽器を目の前で演奏しているかのような、生々しいリアリティを生み出します。

柔軟なマイクミキシング

楽曲に合わせて最適な響きを創り出す

サウンドのキャラクターを決定づけるマイクポジションは、楽器に近接した「Close」と、演奏者視点の「Player」の2種類を収録。さらに、弦の振動を直接捉えるコンタクトピックアップの信号も用意されています。内蔵のミキサー機能を使えば、これらの3つのソースを自由にブレンドし、楽曲の求める響きや空気感を緻密に作り込むことが可能です。

多彩なレジスターとチューニング

時代考証に基づいた演奏から実験的なサウンドまで

ハープシコード特有の音色変化を生み出すレジスター（ストップ）も、8フィート、4フィート、そして柔らかな音色が特徴のリュートストップを完全再現。これらを自由に組み合わせることで、多彩な表現が可能になります。また、現代の平均律だけでなく、ヴェルクマイスターやキルンベルガーといった歴史的な音律（Temperaments）を選択できるマイクロチューニング機能も搭載しており、バロック音楽などの本格的な再現に大きく貢献します。

使用感とワークフロー

harpicordoは、そのリアルなサウンドから、古楽やバロック音楽の制作において即戦力となります。歴史的な音律を適用し、適切なレジスターを選択するだけで、時代考証に基づいた本格的なハープシコード演奏を再現できます。

一方で、そのユニークな質感は現代の音楽制作においても非常に魅力的です。ポップスやエレクトロニックミュージックに少し加えるだけで、オーガニックで斬新なテクスチャーを与えることができます。映画やゲームの劇伴制作においても、特定の時代感や雰囲気を演出するのに最適なツールと言えるでしょう。直感的なインターフェースにより、サウンドの調整も素早く行え、クリエイティブなフローを妨げません。

システム要件

Mac

• OS: macOS 10.14 以降
• CPU: Intel Core i5 / Apple M1 以降
• プラグイン形式: AU, VST2, VST3, AAX (UVI Workstation / Falcon が必要)

Windows

• OS: Windows 10 以降
• CPU: Intel Core i5 / AMD Ryzen 5 以降
• プラグイン形式: VST2, VST3, AAX (UVI Workstation / Falcon が必要)

※本製品の動作には、無償のUVI Workstationまたは有償のUVI Falconが必要です。

※要件はバージョンアップで変わる可能性があります。

総評：古楽の息吹を現代に伝える、表現力豊かなハープシコード音源

acousticsamples harpicordoは、単なるハープシコードのサンプル音源ではありません。楽器の構造や歴史的背景まで深く理解し、その魅力を余すことなく詰め込んだ「バーチャル楽器」です。本格的な古楽の作曲家から、ユニークな鍵盤楽器の音色を求めるトラックメイカーまで、音楽に深みと彩りを加えたいすべてのクリエイターにおすすめできる逸品です。