Illusion / liquidsonics セール価格推移 と特徴

LiquidSonicsが放つ「illusion」は、同社の定評あるコンボリューション技術と先進的なアルゴリズミック処理を融合させた、革新的なリバーブプラグインです。リアルな空間再現能力と、サウンドデザインにおける無限の創造性を両立。あらゆる音源に、かつてない深みと生命感を与えます。

illusion の主な特徴

illusionの主要なポイントを整理しました。

• コンボリューションとアルゴリズムを融合した「Fusion-IR」技術
• アーリー/レイトリフレクションを独立して制御できる高度な編集機能
• 没入感のある音場を生み出す、洗練されたTrue Stereo処理
• リバーブの特性を視覚的に捉え、直感的な操作を可能にするインターフェース

Fusion-IR: コンボリューションとアルゴリズムの融合

実在空間の響きと、デジタルならではの柔軟性を両立する独自技術です。

illusionの中核をなすのが「Fusion-IR」です。これは、実際の空間やハードウェアからサンプリングしたインパルス・レスポンス（IR）の持つリアリズムと、アルゴリズミック・リバーブの持つ滑らかなディケイやモジュレーションといった音楽的な表現力をシームレスに統合する技術です。これにより、静的になりがちなコンボリューションリバーブの弱点を克服し、生々しく変化に富んだ響きを作り出すことができます。

高度なサウンドシェイピング機能

リバーブのキャラクターを、かつてないレベルで精密にコントロールできます。

illusionは、リバーブの初期反射（Early Reflections）と後期残響（Late Reflections / Tail）を個別に調整できる強力な編集機能を備えています。ディケイタイムやプリディレイはもちろん、ダンピング、モジュレーション、EQなどを細かく設定可能。サウンドの輪郭を保ちつつ深みを加えたり、逆に音源を空間に溶け込ませたりと、意図した通りの音響設計が可能です。

没入感あふれるTrue Stereo処理

左右のチャンネルを独立して処理し、ワイドで自然なステレオイメージを構築します。

多くのリバーブプラグインとは異なり、illusionは左右のチャンネルを個別のリバーブエンジンで処理するTrue Stereo方式を採用しています。これにより、モノラルソースからでも広がりと奥行きのあるステレオ空間を生み出し、ミックス全体に圧倒的な没入感をもたらします。特にオーケストラ音源やアンビエントサウンドにおいて、その効果を最大限に発揮します。

使用感とワークフロー

illusionは、その多機能さにもかかわらず、非常に直感的に操作できます。まずは豊富に用意された高品質なプリセットからイメージに近いものを選び、そこから微調整を加えていくのが効率的でしょう。例えば、ボーカルにはプレートリバーブのプリセットを選んでディケイを少し短くし、EQで高域を調整するだけで、ミックスに馴染む艶やかな響きが得られます。

一方で、サウンドデザインのツールとしても非常に強力です。シンセサイザーやパーカッションに長いディケイと深いモジュレーションを適用すれば、現実には存在しない幻想的な空間を創り出すことも可能です。視覚的なフィードバックが豊富なインターフェースのおかげで、複雑な設定もストレスなく行え、クリエイティブな探求心を刺激します。

システム要件

Mac

• OS: macOS 10.15 Catalina 以降 (Apple Silicon ネイティブ対応)
• プラグイン形式: AU, VST 2.4, VST3, AAX

Windows

• OS: Windows 10 / 11
• プラグイン形式: VST 2.4, VST3, AAX

※iLok 2/3、iLok Cloud、またはマシン認証によるライセンス管理が必要です。

※要件はバージョンアップで変わる可能性があります。

総評：リアルな空間表現と創造性を求めるすべてのクリエイターへ

illusionは、単なるリアルな空間シミュレーターではありません。コンボリューションの忠実性とアルゴリズミックの音楽性を融合させることで、リバーブというエフェクトの可能性を大きく広げたプラグインです。ミックスエンジニアからサウンドデザイナー、トラックメイカーまで、音の響きに妥協したくないすべてのクリエイターにとって、強力な武器となることは間違いないでしょう。