Mäag Audio EQ4 MS / plugin allianceの最新セール情報・使い方

Mäag Audioの伝説的なハードウェアEQ「EQ4M」をベースに、BrainworxがMid/Side処理やソフトリミッターなどの現代的な機能を追加して昇華させたマスタリングEQプラグインです。定評のある透明感とAIR BAND®の質感を損なうことなく、より精度の高い音作りとステレオ音像のコントロールを実現します。

mäag audio eq4 ms の主な特徴

Mäag Audio EQ4 MSの主要なポイントをまとめました。

• Mäag Audioのフラッグシップ6バンド・マスタリングEQ「EQ4M」を忠実に再現
• 比類なき透明感と音楽的な高域のプレゼンスを生み出す独自の「AIR BAND®」を搭載
• ステレオ音場を自在に操るMid/Sideプロセッシング機能を追加
• Brainworx独自のTMT（Tolerance Modeling Technology）やソフトリミッターなどの拡張機能を搭載

伝説のAIR BAND®

ミックスに輝きと空気感を与える魔法のバンド

EQ4 MSの心臓部とも言えるのが、Mäag Audio独自のAIR BAND®です。これは単なる高域シェルビングEQとは異なり、ミックスに音楽的でオープンな輝きと空気感を加えることができます。ハードウェア実機と同じ6つの周波数ポイントから選択でき、David ReitzasやDave Pensadoといったトップエンジニアが手掛けた数々のヒット曲でその効果を聴くことができます。過度にシャープになることなく、自然にトップエンドを拡張できるのが最大の魅力です。

Mid/Sideプロセッシング

ステレオイメージを精密にコントロール

EQ4 MSでは、新たにMid/Side（M/S）プロセッシング機能が搭載されました。これにより、ボーカルやキックなどが定位するセンター（Mid）成分と、左右の広がりを担うサイド（Side）成分を独立してEQ処理できます。例えば、サイド成分の不要な低中域をカットしてミックスの濁りを取り除きつつ、AIR BAND®で空気感を加えることで、センターの芯を保ったままワイドなサウンドステージを創り出すことが可能です。

Brainworxによる機能拡張

アナログの魂にデジタルの利便性を融合

このプラグインは、Brainworxの手によって単なるエミュレーションに留まらない進化を遂げています。M/S処理に加え、Mäag Audioが設計したソフトリミッター、不要な帯域を整理するカットフィルター、そしてアナログ回路の個体差を再現するTMT（Tolerance Modeling Technology）などが追加されました。これにより、オリジナルのキャラクターを一切失うことなく、より柔軟でクリエイティブな音作りが可能になっています。

使用感とワークフロー

マスタートラックや楽器のバスにインサートするのが最も効果的です。まずM/Sモードに切り替え、サイド信号の不要なローエンドをカットして全体の明瞭度を上げます。次に、センター信号のボーカル帯域をわずかに調整し、最後に全体のAIR BAND®をブーストして煌びやかな仕上がりを目指す、といったワークフローが考えられます。各バンドの操作は非常に直感的で、素早く目的のサウンドに到達できるでしょう。

Standard版との違いは？

EQ4 MSは、2016年にリリースされたオリジナルのMäag EQ4プラグインから、ユーザーの要望を元に大幅なアップグレードが施されたモデルです。主な違いは以下の通りです。

• Mid/Sideプロセッシング機能の追加
• Mäag Audio設計のソフトリミッター機能の追加
• カットフィルターの追加
• 低域バンドにおける中心周波数とベル特性の選択肢追加

システム要件

Mac

• OS: macOS 12から15
• CPU: 情報不足
• プラグイン形式: AAX, AU, VST3

Windows

• OS: Windows 10から11
• CPU: 情報不足
• プラグイン形式: AAX, AU, VST3

※要件はバージョンアップで変わる可能性があります。

総評：伝説のEQが、現代の制作環境に応える正統進化

mäag audio eq4 msは、既に定評のあったMäag EQのサウンドを核に、M/S処理という強力な武器を手に入れたマスタリンググレードのEQです。ミックス全体の透明感を向上させたい、あるいはステレオイメージをより積極的にコントロールしたいと考える全てのクリエイターにとって、非常に価値のあるツールとなるでしょう。