Manley Massive Passive / Universal Audioの最新セール情報・使い方

Universal Audioから、Manley Labsの公式ライセンスを受けて開発されたEQプラグイン「manley massive passive」が登場しました。伝説的なハードウェアの音楽的なトーンを忠実に再現し、UAD Nativeに対応したことで、専用ハードウェアなしに誰でもそのサウンドを手に入れることが可能になりました。

manley massive passive の主な特徴

• Manley Labs公式ライセンスによる、ブティック真空管EQの忠実なエミュレーション
• 独特のフィルターカーブから真空管の歪みまで、ハードウェアの挙動を精密にキャプチャー
• ミックスに Harshness（耳障りな高域）を加えることなく、空気感やパンチを付加
• トラックメイクに最適な「Standard版」と、マスタリングに適した「Mastering版」を収録
• UAD Nativeに対応し、ApolloインターフェイスやUAD-2ハードウェアがなくても動作

伝説的ハードウェアの忠実なエミュレーション

Manley Labsが公式に認めた、本物のサウンド

このプラグインは、Manley Labsの公式ライセンスとエンドースメントのもと、実機のサウンドを徹底的に再現しています。独特のフィルターカーブ、各バンド間の複雑な相互作用、そしてサウンドの要である真空管アンプの歪みやトランス/インダクターのヒステリシス特性まで、アナログならではの有機的で音楽的な質感をDAW上で実現します。

音楽的なトーンシェイピング

ミックスに生命感を吹き込む、多彩なサウンドメイク

コンソール、パラメトリック、グラフィック、そしてPultec EQといった銘機の長所を組み合わせた設計により、比類なき明瞭さとヘッドルームを持つ甘いサウンドカーブを描き出します。ドラムやボーカルに harshness を加えることなく存在感やきらびやかさを与えたり、ミックス全体に濁りのないクリアでパンチのあるボトムエンドを加えたりと、繊細な調整から大胆な音作りまで幅広く対応します。

2つのバージョンを収録

ミキシングとマスタリング、両方のワークフローをカバー

購入すると、特性の異なる2つのバージョンが手に入ります。バンドワイズを連続的に調整できる「Standard版」は、個別の楽器への自由なアプローチに最適です。一方、16ステップの段階的な調整が可能な「Mastering版」は、マスタリング作業における正確な設定と、後からの再現性を容易にします。

使用感とワークフロー

実際の制作フローでは、まず個別のトラック、例えばボーカルやドラムバスにStandard版をインサートし、積極的な音作りを行うのが効果的です。サウンドに「空気感」や「パンチ」を加え、ミックス内での存在感を高めることができます。最終段階のマスターバスにはMastering版を使用し、ステップ式のノブで微細な調整を施すことで、ミックス全体にまとまりとプロフェッショナルな「重み」や「輝き」を与えるワークフローが考えられます。UAD Native対応により、CPU負荷を気にすることなく、多くのトラックでこのワークフローを実践できるのが大きなメリットです。

システム要件

Mac

• OS: macOS 10.15 Catalina, 11 Big Sur, 12 Monterey, 13 Ventura
• CPU: Intel, AMD, or Apple silicon processor
• プラグイン形式: AAX, Audio Units, VST 3

Windows

• OS: Windows 10 or Windows 11 (64-bit only)
• CPU: Intel, AMD, or Apple silicon processor
• プラグイン形式: AAX, VST 3

※iLok CloudまたはiLok USB (第2世代以降)によるライセンス認証が必要です。

※要件はバージョンアップで変わる可能性があります。

総評：最高峰のアナログ質感を、あらゆるDAW環境へ

「manley massive passive」は、高価なハードウェアにしか出せなかった音楽的でオーガニックな質感を、DAW上で手軽に再現したい全てのクリエイターにおすすめです。特にUAD Nativeへの対応は、これまでUAハードウェアの導入を見送っていたユーザーにとって最大の魅力と言えるでしょう。ミキシングからマスタリングまで、作品のクオリティを一段階引き上げてくれる強力なツールです。