Maschine 3 Update Software only / native instruments セール価格推移 と特徴

Native Instrumentsの「Maschine」は、アイデアの着想から作曲、パフォーマンスまで、音楽制作のあらゆるステップをサポートする統合型ソフトウェアです。今回のメジャーアップデートとなるMaschine 3では、待望のステム分離機能やコミュニティの声を反映したワークフロー改善が多数盛り込まれ、ビートメイクの可能性を大きく広げます。

maschine 3 update software only の主な特徴

Maschine 3へのアップデートによる主要なポイントは以下の通りです。

• iZotope RX技術を搭載した画期的なステム分離機能
• CPU負荷を軽減する「Bounce In Place」など、ユーザー待望の新機能を追加
• ハードウェアが無くても快適に制作できる、強化されたMIDI編集機能
• Massive、Monark、Ozone 11 Elementsなど、即戦力の音源・エフェクトを多数バンドル

ステム分離機能

既存のオーディオからドラム、ベース、ボーカルなどを瞬時に抽出

任意のトラックをインポートするだけで、Maschineが自動的に楽曲の要素を解析し、ボタン一つでステムに分離します。この機能はiZotope社の業界標準オーディオ修復ソフトウェア「RX」の技術を応用しており、サンプリングの可能性を飛躍的に高めます。

コミュニティからの要望を反映した新機能

ユーザーの声で実現した、かゆいところに手が届くワークフロー改善

制作プロセスを効率化する新機能が多数追加されました。サウンドやパターンをオーディオ化してCPU負荷を軽減する「Bounce In Place」、圧縮オーディオファイルへの対応、シーンごとのテンポ設定など、より自由で柔軟なトラック制作が可能になります。また、Kontrol MK3キーボードとの基本的な連携も強化されています。

ハードウェア不要で完結する制作フロー

マウスとキーボード操作が大幅に改善され、ソフトウェア単体での制作がより快適に

Maschine 3ではマウスによるMIDI編集機能が刷新されました。ノートの分割、結合、消去、ミュートといった基本操作から、キーボードショートカットの拡充、オーディオプレビュー機能まで、ハードウェアコントローラーが無くてもスムーズにアイデアを形にできます。

豊富な付属ソフトウェア

ジャンルを問わず活躍するシンセ、ドラム、エフェクトを収録

再定義されたライブラリ「Maschine Central」には、700以上のドラムサウンドや144のマルチサンプルインストゥルメントが含まれます。さらに、伝説的なシンセサイザー「Massive」「Monark」「Reaktor Prism」や、マスタリングプラグイン「Ozone Elements 11」も付属し、購入後すぐに本格的な楽曲制作を始められます。

使用感とワークフロー

Maschine 3の導入により、制作ワークフローは劇的に変化します。特にステム分離機能は、既存のループ素材や楽曲からインスピレーションを得たい場合に非常に強力です。例えば、好きな曲のドラムだけを抜き出して新しいビートの土台にしたり、ボーカルのアカペラをサンプリングしてリミックスを作成したりといった作業が、数クリックで完了します。また、「Bounce In Place」機能は、CPU負荷の高いシンセやエフェクトを多用するプロジェクトで重宝し、フリーズさせることなく軽快な動作を維持できます。

システム要件

Mac

Windows

※要件はバージョンアップで変わる可能性があります。

総評：サンプリングとワークフローに革命を起こす必須アップデート

Maschine 3は、単なる機能追加に留まらず、音楽制作の根幹に関わる部分を大きく進化させたアップデートです。特にステム分離機能は、すべてのサンプリングベースのプロデューサーにとってゲームチェンジャーとなり得ます。既存のMaschine 2ユーザーであれば、制作効率と創造性の両面で大きな恩恵を受けられる、導入必須のアップデートと言えるでしょう。