MPS 8: Update from MPS 7-7.1 / izotope セール価格推移 と特徴

iZotopeの「Music Production Suite 8」は、Ozone 12やRX 11などの最新フラッグシップ製品に加え、新しいCatalystシリーズ、さらにNative InstrumentsとPlugin Alliance/Brainworxの強力なエフェクト群を含む、100種類以上のプラグインを収録した包括的なバンドルです。このアップデート版は、既にお持ちのMusic Production Suite 7/7.1を、ミキシング、マスタリング、ボーカル処理、サウンドデザインのあらゆる側面をカバーする業界最先端のツールセットへと進化させます。

mps 8: update from mps 7-7.1 の主な特徴

• 最新フラッグシップ製品を網羅: Ozone 12 Advanced, Neutron 5, Nectar 4 Advanced, RX 11 Standardといった主力製品の最新バージョンを収録。
• 新しいiZotopeエフェクトシリーズ: サチュレーション、リバーブ、ディレイなどを含む5つの新しいクリエイティブエフェクト「Catalyst Series」を追加。
• 強力なパートナー製品: Native InstrumentsのGuitar Rig 7 Proや人気エフェクト、Plugin Alliance/Brainworxの定番ミキシングプラグイン6種をバンドル。
• AIによるワークフロー高速化: 各プラグインに搭載されたAIアシスタント機能が、トラックの分析から設定の提案までを行い、制作プロセスを劇的に効率化します。

Ozone 12 Advanced: AIマスタリングの進化

AIアシスタントがさらに賢く、柔軟になった最先端マスタリングスイート

最新のOzone 12では、新開発の「Stem EQ」によるステム単位でのEQ調整や、トランジェントとサステインを個別に制御する「Transient/Sustain」モード、クリアさを保ちながらラウドネスを最大化するマキシマイザーの新モード「IRC 5」などを搭載。刷新されたMaster Assistantは、リファレンスの音源にマッチさせるだけでなく、より詳細なカスタマイズが可能になり、理想のサウンドへ素早く到達できます。

RX 11 Standard: オーディオリペアの新たな基準

リアルタイム処理と高度な分離技術で、ノイズ処理を次のレベルへ

業界標準のオーディオリペアツールRXも11へと進化。リアルタイムで動作する「Dialogue Isolate」は、ノイズの多い環境で収録された音声からクリアなダイアログだけを抽出します。また、クリッピングや不要なリバーブを自動で検知・修正するRepair Assistantも高速化され、Music Rebalance機能も改善。オーディオの問題解決にかかる時間を大幅に短縮します。

Nectar 4 Advanced & VocalSynth 2: ボーカルプロダクションの完成形

ボーカルの補正からクリエイティブな加工までをシームレスに

Nectar 4は、13種類のコンポーネントモジュールとAIによるVocal Assistantで、理想のボーカルサウンドを素早く構築。他のトラックの帯域と被る部分を自動で回避するDynamic Unmasking機能も健在です。さらに、ユニークなボーカルサウンドを生み出すVocalSynth 2もバンドルされており、クリーンなボーカルから未来的で過激なエフェクトまで、あらゆる表現が可能です。

Catalyst Series & パートナープラグイン: 創造性を刺激する多彩なエフェクト群

サウンドメイクの可能性を無限に広げるクリエイティブツール

新登場のCatalyst Seriesは、サチュレーションのPlasma、リバーブのAuroraなど、iZotopeならではのユニークなエフェクトを提供します。加えて、Native Instrumentsの「Guitar Rig 7 Pro」や定番エフェクト、Brainworxの「Creative Mixing Set」が加わったことで、ギターサウンドから空間系、サチュレーションまで、あらゆるサウンドメイクに対応できる盤石の布陣となりました。

使用感とワークフロー

Music Production Suite 8は、単なるプラグインの集合体ではなく、互いに連携し合うエコシステムとして設計されています。

例えば、まず「Audiolens」で好きなリファレンス曲の音響特性をキャプチャします。次に「Tonal Balance Control 2」でその特性をターゲットとして読み込み、ミックス全体のバランスを視覚的に確認しながら調整。ミキシング段階では「Neutron 5」のMix Assistantが各トラックの初期設定を行い、「Nectar 4」がボーカルを他の楽器と馴染ませます。問題があれば「RX 11」でクリーンアップし、最終的に「Ozone 12」のMaster Assistantがターゲットカーブを参考にマスタリングの出発点を提示してくれます。

このように、AIアシスタント機能を活用することで、技術的な作業の多くを自動化・効率化し、クリエイターはより創造的な判断に集中できるワークフローが実現します。

システム要件

Mac

• OS: macOS Monterey (12.7.5) 以降
• CPU: Intel, Apple silicon (Native & Rosetta 2)
• プラグイン形式: AU, VST3, AAX (64-bitのみ)

Windows

• OS: Windows 10, Windows 11
• プラグイン形式: VST3, AAX (64-bitのみ)

※要件はバージョンアップで変わる可能性があります。

総評：既存環境を最新鋭スタジオへ変貌させる価値ある投資

Music Production Suite 8へのアップデートは、単なる機能追加に留まりません。最新のAI技術、新しいクリエイティブツール、そして強力なパートナー製品群を手に入れることで、制作の質とスピードを飛躍的に向上させることができます。MPS 7/7.1ユーザーにとって、このアップデートは自身の制作環境を最先端のプロフェッショナルスタジオへと変貌させる、非常に価値のある投資と言えるでしょう。