Oxford Inflator V3 / sonnoxの最新セール情報・使い方

Sonnox社の「oxford inflator v3」は、音質やダイナミックレンジを損なうことなく、楽曲の知覚的なラウドネスを向上させる独自のプラグインである。コンプレッサー特有のポンピング感を回避しつつ、ミックスにパワーと存在感を与え、チューブライクな温かみでサウンドをまとめ上げる。

oxford inflator v3 の主な特徴

oxford inflator v3は、ミックスやマスタリングのクオリティを向上させるためのユニークな機能を多数搭載している。

• 音質やダイナミクスを損なわずに、知覚的なラウドネスを向上
• コンプレッションのポンピング感なく、ミックスにパワーと存在感を付加
• サウンドにチューブライクな音楽的温かみとキャラクターを追加
• デジタル最大値を超える仮想的なヘッドルームを確保
• ダイレクトモードとバンドスプリットモードを搭載

各特徴の詳細:

ラウドネスの向上

音質劣化なく、あらゆる素材の知覚的なラウドネスを向上させる。

独自のプロセスにより、ピークレベルの過度な増加やダイナミックレンジの不自然な減少を避けながら、ラウドネスを向上させることが可能である。これにより、オーバーロードやコンプレッサーのポンピングを気にすることなく、従来よりもラウドなミックスを作成できる。

音楽的な温かみとキャラクター

チューブシステムを彷彿とさせる音楽的な温かみとキャラクターを付加する。

プラグインを強くドライブさせることで、チューブライクなサチュレーションが得られる。これにより、個別のトラックに重みを加えたり、ボーカルをミックスの中で際立たせたり、アコースティックやジャズのミックスに自然な温かみを加えることができる。ミックス全体をまとめる「ソニックグルー」としても機能する。

仮想ヘッドルームの提供

デジタル最大値を超える仮想的なヘッドルームを確保する。

チューブシステムを思わせる繊細さと音楽的なキャラクターで、デジタルクリップを回避しながら、0dBFSを超えるヘッドルームマージンを確保できる。これにより、よりダイナミックでパンチのあるサウンドメイキングが可能になる。

使用感とワークフロー

oxford inflator v3は、マスタートラックでの最終的な音圧確保だけでなく、個別のトラックにも積極的に使用できる。例えば、ボーカルトラックに適用すれば、ミックス内で埋もれることなく前面に押し出すことが可能だ。また、ドラムバスやミックスバス全体に軽くかけることで、各パートを自然にまとめ上げる「ソニックグルー」としての効果も期待できる。アコースティックやジャズといった繊細なジャンルでは、音楽的な温かみを加える目的でも有効である。

システム要件

Mac

• OS: OS X 10.12以降
• CPU: Intel / M1 Apple Silicon (64-bitのみ)
• プラグイン形式: AAX, AU, VST3
• 認証: iLok 2/3 USBキー、またはiLok Cloud（要インターネット接続）

Windows

• OS: Windows 7以降
• CPU: 情報不足
• プラグイン形式: AAX, VST2, VST3
• 認証: iLok 2/3 USBキー、またはiLok Cloud（要インターネット接続）

※要件はバージョンアップで変わる可能性がある。

総評：手軽にプロの音圧と温かみを加える魔法の杖

oxford inflator v3は、初心者からプロフェッショナルまで、音圧に関する悩みを解決する強力なツールである。コンプレッサーやリミッターとは異なるアプローチで、サウンドの迫力と音楽的な質感を両立させる。ミックスに最後の仕上げを加えたい、あるいは個々のトラックをより際立たせたいと考える全てのユーザーにとって、導入する価値は非常に高いと言えるだろう。