PunchBox / d16 groupの最新セール情報・使い方

d16 pluginsが開発した「punchbox」は、高品質なキックドラムサウンドの制作に特化したバーチャルインストゥルメントである。定評あるクラシック・ドラムマシンのエミュレーション技術を応用したシンセサイザーと、膨大なサンプルライブラリを融合。これにより、表現力豊かなサウンドデザインと、複雑でリッチなサウンドメイクを両立させている。

punchbox の主な特徴

punchboxの主要なポイントを以下に整理する。

• シンセシスとサンプリングを組み合わせたハイブリッド音源
• 4つの独立したサウンドジェネレーターによる詳細な音作り
• Sounds of RevolutionとCFA-Soundによる1100のサンプルと800のプリセットを収録
• D16独自のタグシステムによる効率的なサウンドブラウジング

各特徴の詳細:

シンセシスとサンプリングの融合

シンセの表現力とサンプルのリッチさを両立

punchboxは、シンセサイザーとサンプラーの長所を一つのプラグインに集約している。サウンドの核となるシンセエンジンは、d16が誇るクラシックなRolandドラムマシンのエミュレーション技術をベースに、キックサウンド制作に最適化されている。一方、搭載サンプルはヴィンテージ機材やハイエンドなスタジオ機器を用いて丁寧に収録されており、サウンドに豊かな複雑さを与える。

4つのサウンドジェネレーター

キックサウンドを構成する要素を個別にコントロール

サウンドの心臓部は、並列に動作する4つのサウンドジェネレーターで構成される。これらはそれぞれ独立して有効化/無効化が可能で、キックサウンドを構成する重要な要素を担っている。

• Click: サンプルベース。キックのアタック感を強調する。
• Tops: サンプルベース。ハイハットやパーカッション、ノイズ成分を追加する。
• Tools: サンプルベース。サウンドにさらなる要素を加える。
• Kick: シンセサイザー。サウンドの土台となるキック本体を生成する。

豊富なファクトリーコンテンツ

即戦力となる膨大なライブラリを収録

業界をリードするサウンドデザイナー、Sounds of RevolutionとCFA-Soundが手掛けた1100種類のサンプルと800種類のプリセットを収録。現代のエレクトロニックミュージックのあらゆるサブジャンルに対応可能であり、制作を素早くスタートできる。d16独自のタグシステムにより、膨大なライブラリの中から目的のサウンドを効率的に見つけ出すことが可能である。

使用感とワークフロー

制作ワークフローにおいて、punchboxは直感的かつ刺激的なサウンドデザイン環境を提供する。まず、800種類もの豊富なプリセットからベースとなるサウンドを選択。そこから4つのジェネレーターを個別に調整し、レイヤーを重ねることで、既存のサウンドにはないオリジナルのキックを素早く構築できる。シンセとサンプルの各要素を自在に組み合わせ、ダンスフロアを揺るがすようなパワフルなキックから、繊細なニュアンスを持つキックまで、幅広いサウンドメイクが可能である。

システム要件

Mac

• OS: Mac OS X 10.7 – 10.15 (Big Sur非対応)
• CPU: 2.0 Ghz with SSE (マルチコア 2.4 Ghz 推奨)
• プラグイン形式: VST / AAX (32bit or 64bit)

Windows

• OS: Win 7, Win 8, Win 10
• CPU: 2.0 Ghz with SSE (マルチコア 2.4 Ghz 推奨)
• プラグイン形式: VST / AAX (32bit or 64bit)

※要件はバージョンアップで変わる可能性がある。

総評：シンセとサンプルの長所を凝縮した、次世代のキック専用音源

punchboxは、高品質なキックサウンドを迅速かつ柔軟に作りたいすべての音楽プロデューサーにとって強力なツールとなるだろう。特に現代的なエレクトロニックミュージックの制作において、サウンドの土台を支えるキックの質を飛躍的に向上させる可能性を秘めている。