Reverberate3 / liquidsonics セール価格推移 と特徴

Liquidsonics社の「reverberate3」は、実在する空間の響きを捉えたコンボリューションリバーブと、柔軟なアルゴリズミックリバーブを融合させた革新的なプラグインです。独自のFusion-IR技術により、リアルな残響と自由な音作りを両立させ、あらゆる制作シーンで高品位な空間表現を可能にします。

reverberate3 の主な特徴

reverberate3の主要なポイントをまとめました。

• サンプリングとアルゴリズムを融合した独自の「Fusion-IR」技術
• 伝説的ハードウェアBricasti M7の公式IRを多数収録
• True Stereo対応によるリアルで立体的な音場再現
• 詳細なEQ、エンベロープ、モジュレーションによる自由な音作り
• ゼロレイテンシーでの軽快な動作

Fusion-IR技術

実在感と編集性を両立するハイブリッド音源

reverberate3の核となるのが、静的なインパルスレスポンス（IR）に、音楽的な揺らぎや変化を持つアルゴリズミック成分を合成する「Fusion-IR」技術です。これにより、コンボリューションリバーブならではのリアルな質感はそのままに、従来は難しかったリバーブタイムの調整やモジュレーションの付加などを直感的に行えます。まるで実在する空間を自在にコントロールしているかのような、深い音作りが可能です。

Bricasti M7 Impulse Responses

憧れのハードウェアサウンドをプラグインで

多くのエンジニアが愛用する伝説的なハードウェアリバーブ「Bricasti M7」。reverberate3には、このM7からサンプリングされた公式ライセンスのFusion-IRが多数収録されています。透明感がありながらも密度が高く、音楽に自然に溶け込むM7ならではの美しい響きを、DAW上で手軽に再現することができます。

True Stereoプロセッシング

圧倒的な没入感を生む真のステレオ処理

reverberate3は、左右のチャンネルが相互に影響し合う複雑な響きを再現する「True Stereo」プロセッシングに対応しています。これにより、単に左右に広がっているだけでなく、奥行きと立体感を伴った極めて自然で没入感のある音場を構築できます。特にオーケストラやアコースティック楽器など、リアルな空間表現が求められるソースでその真価を発揮します。

使用感とワークフロー

reverberate3のワークフローは非常に直感的です。まずはブラウザから、膨大なプリセット（特にBricasti M7のIR）を試聴し、楽曲のイメージに近い響きを選択します。基本的な空間が決まったら、モジュレーションやEQ、エンベロープを調整してサウンドを追い込んでいきます。

特筆すべきはFusion-IRの柔軟性です。IRの持つリアルな質感をベースに、アルゴリズミック成分の比率を上げることで、より幻想的でクリエイティブなサウンドスケープを作り出すことも可能です。ボーカルやドラム、ピアノといった個別のトラックはもちろん、ミックスバス全体に深みと一体感を与える用途にも最適です。

システム要件

Mac

• OS: macOS 10.15 以降 (Intel / Apple Silicon)
• プラグイン形式: AU, VST3, AAX (64-bit)

Windows

• OS: Windows 10 以降
• プラグイン形式: VST3, AAX (64-bit)

※要件はバージョンアップで変わる可能性があります。認証にはiLok 2/3、iLok Machine License、またはiLok Cloudが必要です。

総評：リアルさの先へ。サウンドを格上げする次世代コンボリューションリバーブ

reverberate3は、単なるリアルな空間シミュレーターではありません。コンボリューションの持つ「実在感」とアルゴリズミックの持つ「音楽的表現力」を完璧に融合させることで、これまでのリバーブプラグインの限界を超えたサウンドメイクを可能にします。Bricasti M7のサウンドを手に入れたい方はもちろん、より深く、創造的な空間表現を追求する全てのクリエイターにおすすめできる逸品です。