SynFeX / rob papen セール価格推移 と特徴

Rob Papenから、映画や現代音楽で多用されるライザーやドロップといったFX（効果音）サウンドの制作に特化したシンセサイザー「synfex」が登場しました。多彩なサウンドソースと直感的なコントロールにより、テンポに同期したダイナミックなサウンドを素早く生み出すことが可能です。

synfex の主な特徴

• 多彩なサウンドソース: ノイズ、シンセ波形に加え、サンプル（グラニュラー編集対応）も音源として使用可能
• Movementセクション: テンポに同期したライザーやドロップの動きを直感的にコントロール
• Ribbon Controller: ユニークなスプリングバック機能付きリボンコントローラーでダイナミックな演奏表現を実現
• 豊富な音作り機能: 32種類のフィルターと、高品質な4系統の内蔵エフェクトを搭載
• 即戦力プリセット: 300種類以上のプリセットを収録し、即座に目的のサウンドにアクセス可能

多彩なサウンドソースとグラニュラーシンセシス

ノイズからサンプルまで、FXサウンドの源泉を網羅

synfexは、クラシックなシンセサイザーノイズはもちろん、アナログモデリング波形、そして内蔵サンプルやユーザー自身のサンプル（WAV/AIFF）まで、幅広いサウンドソースを扱えます。特にサンプルに対してはグラニュラーシンセシスを適用でき、ユニークで複雑なテクスチャを持つ効果音を創り出すことが可能です。

直感的なサウンドモーフィングを実現する「Movement」セクション

楽曲の展開を彩るライザー/ドロップを自在に生成

本製品の核となるのが「Movement」セクションです。各ボイスに対して独立したコントロールが可能で、スピード、モジュレーション、テンポ同期、ループなどを細かく設定できます。これにより、楽曲のBPMに完璧に追従する盛り上がり（ライザー）や静寂への移行（ドロップ）といったサウンドを、極めてスピーディかつ直感的に作成できます。

ユニークな演奏表現を可能にする「Ribbon Controller」

リアルタイムでサウンドに生命を吹き込む

synfexには、サウンドにダイナミックな変化を与えるためのリボンコントローラーが搭載されています。特筆すべきはユニークな「スプリングバック機能」で、指を離すと設定した値に自動で戻るため、リズミカルなフィルター操作やピッチベンドなど、トリッキーなパフォーマンスを簡単に行えます。

豊富なフィルターと内蔵エフェクト

サウンドを仕上げるための強力なツール群

サウンドのキャラクターを決定づけるフィルターは、ローパス、ハイパス、バンドパスといった基本的なものから、コムフィルターやリングモジュレーションまで32種類を搭載。さらに、Lo-Fiディストーション、コーラスやフランジャーなどのモジュレーション系、ステレオディレイ、リバーブという4系統のエフェクトも内蔵しており、synfex内でサウンドデザインを完結させることができます。

使用感とワークフロー

楽曲制作においてトランジション（場面転換）で効果音が欲しくなった際、synfexは非常に強力なツールとなります。膨大なサンプルライブラリを探し回る代わりに、synfexを立ち上げてプリセットを選ぶか、Movementセクションを少し調整するだけで、楽曲のキーとテンポに合ったオリジナルのFXサウンドが数分で完成します。映画音楽やゲームの効果音制作のように、大量のサウンドエフェクトを効率的に作成したい場面でも、その真価を発揮するでしょう。

システム要件

Mac

Windows

※要件はバージョンアップで変わる可能性があります。

総評：効果音制作を効率化したい全てのクリエイターへ

synfexは、単なるシンセサイザーではなく、現代的な音楽や映像コンテンツに必須の「動きのあるサウンド」を専門に、かつ効率的に生み出すためのソリューションです。サウンドデザイナーはもちろん、EDMやポップスのトラックメイカーにとっても、制作のスピードとクオリティを一段階引き上げてくれる頼もしいパートナーとなるでしょう。