WirePluck / rob papen セール価格推移 と特徴

Rob Papenから、モダンでパンチの効いたプラックサウンドに特化した新しいシンセサイザー「wirepluck」が登場しました。4種類のシンセシスタイプを3層に重ね合わせる独自のアーキテクチャにより、既存の楽器の模倣ではない、全く新しいサウンドデザインを可能にします。

wirepluck の主な特徴

wirepluckの主要なポイントを箇条書きで整理します。

• 4種類のシンセエンジンを組み合わせる3レイヤー構造
• 強力な16ステップ・アルペジエーターとコードメモリー機能
• 柔軟なサウンドメイクを可能にする豊富なモジュレーション機能
• Rob Papen品質の4系統の高品位な内蔵エフェクト

4つのシンセエンジンと3レイヤー構造

Wire, String, FM, Waveという4つの異なる音源を3層まで自由に組み合わせ、独創的なサウンドを生み出します。

wirepluckの心臓部は、キャラクターの異なる4つの音源ソースです。生々しい金属的な響きの「Wire」、Karplus-Strongモデリングをベースにした「String」、3オペレーター構成の「FM」、そしてアナログスタイルの波形を持つ「Wave」から選択可能。これらを最大3つまでレイヤーでき、それぞれにピッチ、フィルター、パン、ボリュームを独立して設定することで、複雑で有機的なプラックサウンドを構築できます。

アルペジエーターとコード機能

ステップごとに多彩な設定が可能なアルペジエーターと、ストラミングも表現できるコードメモリー機能を搭載しています。

16ステップのアルペジエーターは、タイ、スライド、ラチェットといった機能に加え、ステップごとにコードを割り当てることができ、単なるアルペジオに留まらないリズミカルでメロディアスなシーケンスを作成可能です。また、コードメモリー機能にはストラミング（かき鳴らし）やダイナミックな再生オプションがあり、より人間味のある演奏表現を簡単に追加できます。

豊富なモジュレーションとエフェクト

2基のLFOと8スロットのモジュレーション・マトリックス、そして4系統の高品質エフェクトでサウンドを自在に加工できます。

テンポ同期可能な2基のLFOと、あらゆるパラメーターをアサインできる8スロットのモジュレーション・マトリックスにより、サウンドに複雑な動きや時間的変化を与えることができます。さらに、14種類の歪みを加える「Distortion」、コーラスやフェイザーなどの「Mod FX」、デュアルフィードバックを持つ「Stereo Delay」、そして定評のあるRP-VERBアルゴリズムによる「Reverb」といった強力なエフェクト群が、サウンドをプロクオリティに仕上げます。

使用感とワークフロー

wirepluckの真価は、その直感的なレイヤー構造にあります。例えば、ベースとなるメタリックなアタックを「Wire」で作り、そこに「String」の響きを加えてサスティンを調整、さらに「Wave」のサブオシレーター的なレイヤーを薄く重ねることで、一つのプリセットだけでは得られない厚みと複雑さを持つプラックサウンドを迅速に構築できます。アルペジエーターやコード機能を使えば、インスピレーションを刺激するリフやシーケンスが即座に生まれ、楽曲制作の強力な起点となるでしょう。

システム要件

Mac

• OS: macOS 10.15 以降
• CPU: Apple Silicon 対応

Windows

• OS: Windows 7 以降 (64bit)

※製品のアクティベーションにはインターネット接続が必要です。

※要件はバージョンアップで変わる可能性があります。

総評：プラックサウンドの探求を新たな次元へ導く創造的シンセ

wirepluckは、単なるプリセットプレイヤーではなく、サウンドデザイナーのための創造的なツールです。特にエレクトロニックミュージックのリードやアルペジオ、テクスチャー作成において、他にはないユニークなサウンドを求めるクリエイターに最適です。直感的な操作性と奥深いサウンドメイクの可能性を両立しており、初心者から上級者まで、新しい音作りのインスピレーションを与えてくれるでしょう。