注目キーワード
  1. 藤井風
  2. official髭男dism
  3. 星野源

【さよならべいべ/藤井風】コード進行と分析

藤井風さんの一作目のアルバム『HELP EVER HURT NEVER』に収録されている楽曲。

今回はアルバムの中でも特に異彩を放つ、ギター中心のロックナンバー『さよならべいべ』を分析していきます!

 

ここからの内容は、er-music編集部の独自の見解になります。 読者様との解釈に相違がある場合も、考え方の一例、また娯楽の一環としてご覧ください。 また、ダイアトニックコードの理解があるとより楽しめるかと思います。 >>ダイアトニックコードについて

全体を通して

この曲の情報

作詞/作曲:藤井風

キー:A

BPM:132

発売:2020年5月20日

Aメロ

楽譜Aメロ

 

1~8小節目

コード Bm7→Bm7/E→Amaj7(9)→F♯7(♭9)→Bm7→Bm7/E→Amaj7(9)
ディグリ ー表記 Ⅱm7→Ⅱm7/Ⅴ→Ⅰmaj7(9)→Ⅵ7(♭9)→Ⅱm7→Ⅱm7/Ⅴ→Ⅰmaj7(9)

 

「来んと思った」のアウフタクトから始まるAメロ。

 

1~3小節目と5~7小節目のⅡm7→Ⅱm7/Ⅴ→Ⅰmaj7(9)ツーファイブワンですが、本来V7があるはずの部分にはⅡm7/Ⅴが使われています。

Ⅱm7/ⅤはV7の代わりに使われるオンコード

ポップスにおいてもよく使われるコードで、ドミナントとして機能しながらもⅤ7ほど緊張感がなく、Ⅱm7からの動きが滑らかで且つ浮遊感のある響きを持ったコードです。

 

4小節目のⅥ7(♭9)セカンダリードミナント

に向かうドミナントコードであるため、5小節目のⅡm7に対して滑らかにドミナントモーションしている進行です。

 

Bメロ

楽譜Bメロ

 

1~8小節目

コード Gmaj7→F♯m7(9)→Gmaj7→F♯m7(9)→Em7→Em7/A→Dmaj7(9)→Aadd9/C♯→Bm7→Amaj7→G♯m7(♭5)→D/E
ディグリ ー表記 ♭Ⅶmaj7→Ⅵm7(9)→♭Ⅶmaj7→Ⅵm7(9)→Ⅴm7→Ⅴm7/Ⅰ→Ⅳmaj7(9)→Ⅰadd9/Ⅲ→Ⅱm7→Ⅰmaj7→Ⅶm7(♭5)→Ⅳ/Ⅴ

 

1小節目の♭Ⅶmaj7モーダルインターチェンジによって同主短調から借用してきたコード。

 

Ⅴm7→Ⅴm7/Ⅰ→Ⅳmaj7(9)の部分はⅣをⅠと見立ててツーファイブワンをしていると解釈できます。

Ⅴm7/ⅠはⅣへ向かうドミナントの役割をもっており、Ⅴm7Ⅴm7/Ⅰに向かうリレイテッドⅡm7と考えられます。

 

Ⅰadd9/ⅢはⅠadd9の長3度の音をルートに持ってきた第一転回型のコード。

藤井風さんがよく使われるコードで、「帰ろう」や「優しさ」、MISIAさんへ楽曲提供した「Higher Love」でも聴くことができます。

 

 

関連記事

2020年5月20日にリリースされた1stアルバム『HELP EVER HURT NEVER』に収録されている壮大なバラードナンバー。 ここからの内容は、er-music編集部の独自の見解になります。 読者様との解釈に相違がある場合も、考[…]

IMG

 

関連記事

藤井風さんの代表曲のひとつともいえる「優しさ」。 リリース後にパワープレイ曲としていたるところで流れていたのもあって、この楽曲で藤井風さんを知った方も多いでしょう。 今回はこの「優しさ」のコード進行について分析していきます! […]

IMG

 

関連記事

MISIAさんが2021年11月12日に配信リリースした新曲、「Higher Love」。藤井風さん初の楽曲提供ということでも話題になりました。 今回は、藤井風さんが生み出した至高のゴスペルソングのコード進行について分析していきます![…]

eye-catch image(higher love)

 

 

サビ

楽譜サビ

 

1~8小節目

コード Aadd9→Eadd9/G♯→Bm7→F♯m7(9)
ディグリ ー表記 Ⅰadd9→Ⅴadd9/Ⅶ→Ⅱm7→Ⅵm7(9)

 

サビの1~8小節目は4つのコードを2小節ずつコードチェンジする緩やかな進行になっています。

 

3・4小節目のⅤadd9/ⅦはⅤadd9の長3度がルートになっている第一転回型のコード。

ⅠからⅦへベースラインを半音で滑らかに動かしたいときによく使われます。

 

9~16小節目

コード Bm7→Bm7/E→Dm6→C♯m7→F♯7(♭9)→Bm7→C♯7(♭9)→F♯m7(9)→F♯7(♭9)
ディグリ ー表記 Ⅱm7→Ⅱm7/Ⅴ→Ⅳm6→Ⅲm7→Ⅵ7(♭9)→Ⅱm7→Ⅲ7(♭9)→Ⅵm7(9)→Ⅵ7(♭9)

 

10小節目のⅣm6サブドミナントマイナー

11~13小節目のⅢm7→Ⅵ7(♭9)→Ⅱm7はすべてドミナントモーションしており、進行感の強いコード進行になっています。

 

14・15小節目のⅢ7(♭9)→Ⅵm7(9)は平行短調のⅤ→Ⅰであるため、明るくも切ないサビの雰囲気から、一気に暗い終わり方をしています。

しかし16小節目では、Ⅵm7(9)Ⅵ7(♭9)へと変化し2番のAメロへとつながっていきます。

 

 

音楽サブスク徹底比較!無料期間でたのしもう!

CTA-button