「Aメロ」「Bメロ」「サビ」。とはなんでしょう。
なんとなく意味は掴めるものの、正しく認識できている気はしない。そういった方は意外にも多くいます。
今回は、Aメロとはどんなもの、どこの部分を指すのかを解説して行きます。
楽譜を作る際、見る際。「Aメロ」や「Bメロ」と言ったり、場合によっては「コーラス」なんて言葉が使われてたりします。 何となく、日本風の呼び方、英語風の呼び方の違いということは判りますが、これから音楽を続けていくうえでどの言葉が正解にな[…]
AメロやBメロ、サビや間奏。 これらは曲の構造をわかりやすくするための分類で、『セクション』と言います。 例えば、下の画像のように「イントロから入ってAメロBメロサビを経由して、間奏で、2番で…最後はアウトロがあって…」という曲の大[…]
Aメロとは
Aメロは、一曲の中で最初にボーカルの歌が入る部分を指します。インストゥルメンタル(楽器のみの曲)の場合は、最初に主となるメロディーが入る部分を指します。
コード進行やメロディーが大きく変化して、物語が展開したような感覚がするまでを一塊として、Aメロと呼びます。
下の画像は、DISH//の『猫』という譜面です。
最初2小節のイントロのあと、8小節のAメロ、4小節だけAメロをくり返し、Bメロへ展開しています。
この曲の場合は、最初にAメロを8小節演奏し、ひと段落します。
その後、Aメロを半分だけ演奏します。
どちらもAメロではありますが、繰り返されたメロディーやコード進行が若干変化している場合は、最初を『A』次を『A’(えーだっしゅ)』として表す場合もあります。
Aメロに関するよくある質問
AメロやBメロなど、なかなか感覚的に理解するのは難しかったりもします。
そこで、他の方がどの様な疑問を抱いているのか、Q&A方式で確認していきます。
Aメロに関するよくある質問
- Aメロは何小節でなきゃいけないの?
- Aメロの別名は?
- Cメロってどこのこと?
Aメロは何小節でなきゃいけないの?
特にルールはありません。
8小節のものあれば12小節、16小節の楽曲もあります。
強いて言えば、4の倍数の小節数になることが多いでしょう。
Aメロの別名は?
「Aメロ」は日本独特の言い方です。
楽譜上では、単純に「A」と表記したりします。
それぞれのセクションを表す、「A」や「B」といった記号を、リハーサルマークと言います。
また、英語圏では、日本のAメロに相当するセクションを「Verse」と言います。
Cメロってどこのこと?
「Aメロ、Bメロならなんとなくわかる」方は少なくないと思います。
日本のポピュラーミュージックのほとんどは、『Aメロ→Bメロ→サビ』を一括りで構成されています。
基本は、『Aメロ→Bメロ→サビ』だけでも楽曲は完成しますが、飽きさせないために、途中で新たなメロディセクションが加わります。
それが『Cメロ』です。