【音楽】根音(ルート音)とは?主音との違いや根音省略について解説

執筆者: 中学2年生でギターを始め、高校卒業後、音楽専門学校へ入学しギターと音楽理論の基礎を学ぶ。 自身のバンドやサポート、セッションホストとしての活動をしていたが、現在はIT企業でのWEBメディア編集が主となっている。 ー監修(er-music編集部)ー エルエミュージックセオリーでは、楽典や音楽理論の分野に関わる情報を発信しています。音楽学校をでたライターにより執筆を行い、適宜情報を修正しながら運営してまいります。

『根音』は、和音の中で最も重要な音です。
そのため根音は、音

、根音についての詳細を説明するとともに、間違えやすい主音との違いまで解説していきます。

根音(ルート音)とは

根音とは、コード(和音)それぞれに存在する、基礎となる音を表します。
後に説明します転回などがされていない基本形のコードである場合、根音は一番低い音になります。

例えば、Cメジャーコードの場合は、構成音『ド・ミ・ソ』の最低音ド(C)が根音にあたります。

Cメジャーコードの根音

 

『Cメジャー』の様に、コードネームを表記する際は、先頭のアルファベットで根音を表します。

根音と主音の違い

根音と近しい用語に主音があります。
この2つを混同してしまう方も少なくないため、主音について確認していきましょう。

主音は、スケールの始まりの音を指します。
楽曲の中で最も重要な音となります。

スケールの音は、主音から以下の様に名称が分けられています。 Cメジャースケールそれぞれの音の機能

根音はコードの話で、主音はスケールの話であることがわかります。

この2つが混同しやすいのは、「CメジャースケールにおけるCメジャーコードの根音はCであり、主音もC」であるためです。

要は、ダイアトニックコードの一つ目のコードの根音が主音と同じになるため、「根音=主音」と勘違いしてしまうケースがあるのです。 Cメジャーキーの根音と主音