アウフタクト(弱起)とは?使用例も交えて解説

音楽をしていれば、アウフタクトやシンコペーションなどの横文字を目にする機会が増えます。
分かりそうでちゃんとは分からないこれらの用語。順番に理解していきましょう。

この記事では、アウフタクトの意味と、使われ方を解説していきます。

アウフタクト(弱起)とは

アウフタクト(弱起)とは、一拍目(強拍)以外の弱拍から曲、またはフレーズが始まることを指します。
例えば、よく歌い出しで、冒頭に半端な小節がある場合はアウフタクトで始まっている曲と言えます。

以下の譜例では、曲(フレーズ)の始まりが3拍目裏なので、アウフタクトと言えます。

アウフタクトの譜例

また、冒頭の半端な小節を不完全小節と言います。小節数を数えるときには次の小節から1小節目とします。

フレーズがアウフタクトしていても、休符で小節を埋められていれば完全小節となります。この場合冒頭の小節が1小節目として数えます。

えるるん
1拍目から始まる場合は強起というよ!

アウフタクトの効果

まず、単純に強拍に置きたい音、言葉を合わせるためにアウフタクトが使われます。「強調したい音、言葉を強拍に合わせたら、手前によぶんな音ができた。」という結果の話。

次に、強拍の勢いを強めるためのもの。アウフタクトはいわば助走で、本当の1歩目の踏み込みが次の一拍目。
走りでも、助走があれば勢いがつき、スムーズで快速なスタートとなります。
(あくまでも、主観になります。)

アウフタクト(弱起)が使われている楽曲

アウフタクトが使われている楽曲を紹介していきます。

カタオモイ/Aimer

歌い出しの「たとえば」でフレーズが始まりますのでアウフタクトです。同様にフレーズの頭である1小節4拍目もアウフタクトです。
爽やかで軽やかな速度感があります。

115万キロのフィルム/official髭男dism

歌い出し「これか」がフレーズの頭ですのでアフタクトです。
メロディーに注意がいき、冒頭の歌詞が強調される印象があります。

サビ頭もアウフタクト(「ほら」の部分)で始まり、歌詞・メロディーに注意がいきます。

Lemon/米津玄師

歌いだし「ゆめ」歌出が4拍目裏から始まっていますのでアウフタクトです。
一連のモチーフがすべてアウフタクトで始まるので勢いがありますが、下行メロディーとモチーフの間が落ち着かせ、緩急を作り出しています。