【音楽】Verse(ヴァース・バース)とは、日本でいうAメロのこと?

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Verseは楽曲の構成の一部分を表す言葉です。
英語なのですが、日本の音楽の現場でもよく使われる表現です。

最近は、ヒップホップの流行もあり、尚更よく聴く様になりました。

今回は、Verseとは何なのかを解説していきます。

音楽におけるVerseとは

Verse(ヴァース)は、サビより前のメロディーや歌詞がある主要な部分であり、日本でいうAメロ的なセクションです。
物語や歌のテーマを展開していく役割を担います。

海外の楽曲では、Verseの次にサビをくるような構成が主流です。
サビと似た意味合いの英語がChorusですが、『Verse→Chorus→Verse→Chorus…』といった構成が多いのです。

日本の楽曲では、Verse(Aメロ)とChorus(サビ)の間にBメロが来るのが一般的です。
Bメロと似た意味合いの英語はBridgeであり、『Verse→Bridge→Chorus…』といった構成がほとんどです。

こうした文化面での違いがあるため、JPOPのAメロとVerseの意味合いが完全にイコールとはいえませんが、概ね一緒です。
どちらも、一番最初の歌唱セクションであり、サビまでに物語を展開させていく役割があります。

Bridgeは、間奏のことを指したりもしますが、サビまでの橋渡しをする役割があるためBridgeと呼んでいいでしょう。

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