長調と短調とは?違いや特徴を解説

  • 2022年11月28日
  • 調
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調』とは、その音楽がどの音を中心(主音)とした、どんな音階で作られているかを示すものです。

音階が、長音階であれば『長調』。
音階が、短音階であれば『短調』となります。

今回は、実際の楽曲例を交えつつ、長調・短調について詳しく解説していきます。

長調と短調の違い

長調と短調の違いは、使われている音階違いです。

例えば、中心となる音(主音)をハ(C・ド)とした長音階で作られている楽曲は『ハ長調』となります。
ハの短音階で作られている楽曲は、ハ短調となります。

*「使わている音階」といっても、必ずしも決められた音階の音しか使われないわけではありません。その音階が軸となり楽曲が作られているイメージです。

長音階で作られる『長調』

主音からなる長音階で作られていれば長調です。

長音階は、主音から『全音全音半音全音全音全音半音』の順で並べた7音の音階です。

『3音目と4音目』『7音目と8音目』の音程だけ半音になります。

短音階で作られる短調

主音からなる短音階で作られている楽曲などの調は、短調です。

短音階は、主音から『全音半音全音全音半音・全音全音』の順で並べた7音の音階です。

『2音目と2音目』『4音目と6音目』の音程だけ半音になります。

ハ短調

長調の楽曲例

クラシック

モーツァルト/きらきら星変奏曲 ハ長調 K. 265

ショパン/夜想曲第2番 変ホ長調 作品9-2

 

短調の楽曲例

クラシック

バッハ/トッカータとフーガ ニ短調 BWV 565

ベートーヴェン/交響曲 第5番 ハ短調「運命」作品67