キーが決まれば軸となるスケールが決まります。
ダイアトニックコードは、スケールから導き出される7つのコードを表します。
計24の(12の長調・12の短調)の全てのキーのダイアトニックコードを一つ一つ暗記するのは常人には中々できません。
ですので、「キーがわかればダイアトニックコードを瞬時に導き出せる様になる」覚え方が重要です。
この記事では、ダイアトニックコードの仕組みを今一度確認し、いつでも瞬時にダイアトニックコードを導き出す覚え方をついて解説します。
ダイアトニックコードの仕組みをおさらい
まず、ダイアトニックコードの仕組みをおさらいしておきましょう。
Cメジャーキーを前提としてみていきます。
Cメジャーキーは、Cメジャースケールを軸にできています。
スケールの構成音を一つ飛ばしで3つ、あるいは4つ積み上げるとコードとなります。
スケールノートがそれぞれルートになるコードを作っていくと、ちょうど7つのダイアトニックコードが生まれます。
以下はCメジャーキーのダイアトニックコードです。
(上のローマ数字は主音から何番目のコードかを表します。)
3和音
4和音
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ダイアトニックコードの覚え方
1章で解説した様な手順で考えれば、どのキーのダイアトニックコードも導き出せますが、とても面倒です。
ダイアトニックコードを覚える際は、ローマ数字の部分だけを丸暗記すると効果的です。
以下の部分です。
これを、「メジャー、マイナー、マイナー、メジャー、メジャー、マイナー、マイナーフラットファイブ」と声に出し暗記します。
何番目のコードがメジャーかマイナーかがわかればいいんだね!
あとは、各キーに当てはめていきます。
試しに、Dメジャーキーで考えてみましょう。
楽器でDメジャースケールを弾いてみるか、楽譜にDメジャースケールを起こしてみましょう。
それぞれの音をルートとするコードを、先ほどの暗礁に照らし合わせて作っていきます。
…めじゃーまいなーまいなーめじゃーめじゃーまいなーまいなーふらっとふぁいぶぅ
「メジャーマイナー…」の並びだけ知っていれば簡単に導き出せますね。
どのキーでも同じですので、即興で演奏が必要な場面でも活用できます。
どのキーでも同じですので、即興で演奏が必要な場面でも活用できます。
ちなみに
4和音のダイアトニックコードを覚える際は、先ほどの並びに加え「一番目と四番目だけM7」と覚えておきましょう。あとはどれも短7度のコードですので、3和音のコードネームの後ろに7がついただけです。
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